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ロリポップからエックスサーバーへのWordPressの移行(移転)の流れ

この記事を簡単に書くと…

  • エックスサーバーでは、まずは「ドメインを設定」することで公開ディレクトリが作成される
  • IEだと「データベース確立エラー」でも500エラーと表示されてしまう
  • PHP7を利用する場合は、まずはPHP5で移行が完了してから切り替えるようにする
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ロリポップからエックスサーバーへのWordPressの移行(移転)の流れ

ロリポップからエックスサーバーへ移転することになりました。
理由は前回説明した通りです。

・10万ページビューまではロリポップ。それ以上はエックスサーバー
https://www.web-jozu.com/web/lolipop_xserver/

 

まずは独自ドメインを設定する

仕事がら、色々なサーバーを利用していますが、やはり初めて使うサーバーだと、コンパネの使い方や手順などが結構ことなるので、慣れるまでは戸惑ってしまいますよね。

エックスサーバーでは、まずは独自ドメインを設定します。そうすることで、ドメインと同一の名前のディレクトリが作成されます。その中に、公開するファイルを入れていくようですね。ロリポップやZenlogicなど、他のサーバーでは、ドメインが参照するディレクトリを選択できることが多いです。エックスサーバーのようにドメインが参照するディレクトリを、自由に選択できないのはちょっと不便に感じました。

しかも、他のサーバーでは、ドメインのDNSを利用するサーバーに向けてあげてからでないと、設定できないことが多いのです。その点でも、エックスサーバーの「まずはドメインを設定する」には、少し驚きがありました(^^;

 

ロリポップからエックスサーバーへの移転の流れ

ロリポップで、現在公開しているWEBサイト(WordPressの場合)を、エックスサーバーに移転する際には、以下のような流れになります。

1. 現行サイトからFTPなどでファイルをまるごとダウンロード

2. phpMyAdmin(ロリポップ)にログインしてデータベースをエクスポートする

3. エックスサーバーでファイルを公開する為のディレクトリを作成する
 コンパネ(サーバーパネル)の「ドメイン設定」から「ドメインの追加設定」をクリック。
 今回、移転するWEBサイトのドメイン名を追加する。

4. 動作確認をする為に、動作確認URLを設定する
 コンパネ(サーバーパネル)の「動作確認URL設定」から「動作確認URL設定の追加」をクリック。
 先ほど追加したドメインを選択して、「追加」ボタンをクリックする。

5. ドメイン名のディレクトリが作成されているので、「public_html」の中に、
 公開するファイルをアップロードする。

6. エックスサーバーでデータベースを作成する

7. ダウンロードしたファイルの中に「wp-config.php」があるので、
 その中のデータベース名やユーザー名などの情報を
 エックスサーバーの情報に書き直す

8. phpMyAdmin(エックスサーバー)にログインしてデータベースをインポートする

9. 新サーバーで正常に表示されることを確認して、
 ドメインのコンパネからDNS(ネームサーバー)を以下のものに切り替える

ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp
ns3.xserver.jp
ns4.xserver.jp
ns5.xserver.jp

10. 完了!浸透まで1~3日程度かかるので、様子をみる

ロリポップからエックスサーバーへの移転の流れはこのようになります。

DBのデータをエクスポートする際の注意

エックスサーバーの場合、X10のプランでデータベースは50個まで作れるので、データベースはサイト毎に分けることになると思います。その為、旧サーバーからデータベースをエクスポートする際には、データベースではなく、テーブルを全選択してエクスポートすることになります。もうひとつ、「CREATE DATABASE / USE コマンドを実行する」にはチェックは入れません

・ドメインが同じ場合のWordPressの引っ越し(移行)
http://www.kurapi.com/archives/4750

動作確認はGoogle Chromeがおすすめ

また、新サーバーで確認する際、IEだと500サーバーエラーと表示されてしまう場合でも、Google Chromeでは「データベース確立エラー」と表示される場合があります。その場合には、「wp-comfig.php」の内容が間違えているだけですので、なるべくGoogle Chromeで確認するようにしましょう。

WordPressのサイトURLの設定を変更

また、WordPressのサイトのURLの設定が「ドメイン名」になっている為、実際に動作を確認するアドレスでは遷移ができません。その為、WordPressで設定しているアドレスを、動作確認URL設定で追加したURLに変更する必要があります。

いつも通りに管理画面にアクセスしようと思っても、旧サーバーのログイン画面に遷移してしまいます。まずは、phpMyAdmin(エックスサーバー)からデータベースにアクセスして、wp_optionsのsiteurlの内容を動作確認URL設定で追加したのURLに変更します。これでWordPressの管理画面にログインできるようになるので、さらに左メニューの「設定(一般)」の「サイトアドレス(URL)」もテスト用のURLに変更して完了です。

動作確認が終わったら、今回変更した「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」を、もとに戻しておきます。この後、DNSを変更して、サイトの移行は完了です!

 

パフォーマンスの向上したPHP7が使える

エックスサーバーではPHP7が使えます。
PHP7ではPHP5に比べて、かなりパフォーマンスが向上しているそうです。つまり、WordPressでのサイトの表示がかなり高速化されるということですね。ということで、可能であれば、せっかくなのでPHP7が使いたいですよね。

PHPのバージョンは管理画面の「PHP Ver.切替」から自由に行えます。
デフォルトではPHPのバージョンは5.6.24(推奨)になっているので、ここでPHP7に変えることができます。

ただ、最初からPHP7にしてしまうと、移行する際にPHPのバージョンが大幅に変わってしまう為、不具合が起きた際に、原因の特定が難しくなってしまう為、まずは移行が正常に完了してから、PHP7にバージョンを切り替えることをおすすめします。

 

まとめ

PHP7は下位互換性のない変更もある為、テーマやプラグインによっては、正常に動かなくなってしまうこともあります。実際、私はここでいくつかの不具合が発生しました(^^;

それは、また次回にご紹介します!

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