Zenlogicの評判は?月額890円の「プランS」は小規模サイト向け
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- 投稿者:WEB上手 | 2017年1月31日
この記事を簡単に書くと…
- ZenlogicのプランSは月額890円で独自SSLも使えてお得に見える
- 月間2万PV程度で500エラーが起きるので、小規模サイトでの運用向け
- エックスサーバーは動作が快適で実質月額900円でコスパが良い
ファーストサーバーが新たにサービスを開始した「Zenlogic」。
クラウド型のレンタルサーバーになるのですが、1vCPU/1GBで容量は300GB使えて、20周年記念限定プラン(プランS)が、なんと月額890円で使えてしまいます。
しかも独自SSLが無料で使えるのです。最近では、常時SSLが一般的になってきているので、独自SSLを無料で使えると余計なランニングコストがかからずにすむので、嬉しいですよね。独自SSLは、今後サイトを公開するなら、是非利用したいところです。
・常時SSL化は必須?!Google ChromeでHTTPだと警告が表示されるようになる
https://www.web-jozu.com/web/chrome_ssl/
まだサービスを使っている人が少ないせいか、ネットで調べてみても、評判についてはあまり書かれていません。そんな「Zenlogic」を実際に契約して使ってみたのですが、結果は。。。
・独自SSLが無料で使える「Zenlogic」が2016年11月30日まで月額890円!WordPressを使ってみた
https://www.web-jozu.com/web/zenlogic/
目次
プランSの料金はかなりお得に見える
機能の比較を見てみると、20周年記念限定プランの「プランS」は、通常のプランの「プラン1(月額2,970円(年間契約の場合))」とほとんど同じです。それなのにプランSは月額890円(年間契約の場合)でかなりお得に見えます。
やはり、新しいサービスなので、認知度をあげたいのと、顧客を増やしたいということかと思いますよね。違うところと言えば、「サーバーの容量」と「ディスク容量の追加ができない」こと。あとは休日サポートが電話に対応していないことと、サーバー設定チューニングができないこと。最後に「リソース変更の容量の追加」ができないことになります。
これだけの違いなら、特に問題なさそうですよね。
しかも、20周年記念限定プランは2016年11月30日まででした。ところが、2017年6月30日まで延長されています。
月間20,000PV程でアクセスできなくなるエラーが
そして、実際に使ってみると、自分で色々と設定することがあり、少々面倒ではありますが、慣れてしまえば、そこまで大変でもなさそうです。レスポンスも良く、以前使っていたロリポップよりも、管理画面も含め、結構サクサクと動いていたのですが。。。
アクセス数が少し多いサイトを移設したところ、時間帯によっては読み込みがかなり遅くなってしまう現象が発生してしまいました。時には500エラーも起こります。5分ほどアクセスできなくなった後、また正常に動くようになったりします。
そんな現象が頻繁に起こるので、サポートに問い合わせをしてみました。
すると。。。
原因は同時アクセス数による制限
「同時アクセス数による制限がかけられていた」とのことでした。
とはいえ、アクセス解析を確認してみたところ、その時間帯のセッション数は48程度です。
セッション数は1時間の間のものなので、万が一、同時にアクセスが丁度重なったとしても、せいぜい10人程度。これくらいのアクセス数で制限をかけられてしまっては使い物にならない、ということで、サポートの方に話を聞いたところ、次のような返答が返ってきました。
リソースはアクセス数だけではなく、それ以外の部分にも割り振りをしてあります。「チューニング」をすることで、リソースを割り振りを調整できるのですが、プランSではサポート外になります。その為、プラン1以上にすれば、使わない部分のリソースを減らして、アクセス数の部分へリソースを増やすことができます。
とのこと。
とはいえ、これだけのアクセス数で制限がかかってしまうなんて。。。
今回のサイトの月間ページビューは、2サイト合計で30,000PV程度です。1サイトの時には大丈夫だったので、プランSは、月間20,000ページビュー以下くらいまでが目安ということになります。
今まで、ロリポップ(月額500円のスタンダードプラン)で使っていた時には、全サイト合計で月間100,000PVくらいは大丈夫だったので、まさかこんなことでひっかかるとは思いもよりませんでした。月間500,000PVくらいまでは大丈夫だと、勝手に期待していたのですが(^^;
プランSを利用の場合には、小規模サイトでの利用が良さそうですね。
エックスサーバーはかなり快適
そんなわけで、最終的にエックスサーバーを利用することにしました。
エックスサーバーは、色々なサイトでおすすめされているのですが、本当にその通りでした(^^) Zenlogicでも、ロリポップに比べると少し早く感じたのですが、エックスサーバーになると、比べ物にならないくらい早いです!
まるで管理画面が、静的ページのように遷移します(笑)
そこまで言うと、少し言い過ぎですが、本当にロリポップを使っていた頃に比べると天と地の差があるくらい早くなりました。まぁ、月額料金が若干高いだけありますよね。
でも仕事柄、WebARENAやWADAXなど色々なサーバーを使っていますが、それらと比べてもエックスサーバーの方が、WordPressが快適に動作すると思います。月額の料金を考えても、エックスサーバーのコスパは、ものすごく高いですよね。
・10万ページビューまではロリポップ。それ以上はエックスサーバー
https://www.web-jozu.com/web/lolipop_xserver/
独自SSLも無料で利用できる
しかも、エックスサーバーでも、独自SSLが無料で利用できるのです。
まだ、独自SSLが無料で使えるサーバーも少ないので、かなりの利点になりますよね。料金は月額1,000円(年間契約の場合)で、ロリポップなどに比べると少々高めになってしまいますが、それだけの価値はあると思います。
また、エックスサーバーでは、定期的に「ドメインプレゼントキャンペーン」が行われているので、そのキャンペーンを利用すると実質月額100円程度安くなります。
というのも、そのキャンペーンを利用することで、年額1,300円程度のドメインが、契約している限りずっと無料で更新してもらえるのです。つまり、年額1,300円のドメインの更新費用がうくので、実質月額100円程安くなるということになります。
その為、サーバー代金も実質月額900円ということになりますね。
これらな、Zenlogicの月額890円とほとんど変わりません(^^)
まとめ
なるべくサーバー代は抑えて使っていきたいところですよね。
とはいえ、安くて質の悪いサーバーを使ってしまったり、アクセス数に見合わないサーバーを使ってしまうと、サイトが表示されるまでに時間がかかってしまったりして、ユーザーに不満がたまってしまうと、元も子もありません。
その為、なるべくコスパの良いサーバーを使っていきたいところですね。
私の個人的な感想では、月間10万PV程度まではロリポップ、それ以上になったらエックスサーバーに乗り換えをすると、コスパに見合う使い方ができると思いました。
ただ、WordPressの移行も、それなりの知識が必要になってきますので、それを考慮してサーバーを選んでいきたいですね。
ご参考までに、ロリポップからエックスサーバーへのWordPressの移行(移転)の流れは以下のようになります。
https://www.web-jozu.com/web/wordpress_xserver/
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